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2001年4月
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平成13年4月7日(土)3日目
 
 

ルートと宿泊先
JR三雲駅(滋賀県甲賀郡)〜R1「山中」交差点(滋賀県甲賀郡)
宿泊施設・・・民宿 大安旅館 0748-66-1375

 

 昨日泊まったホテルは「ビジネスホテル三雲」でした。今日の朝出発前、ホテルの支配人さんから浄財をいただきました。まったく予想もしていなかったので、一同感激しながら出発することができました。出発に先立ち、全員でホテルの繁栄とホテルの方一同の幸福を祈りました。笑顔で送りだして下さったのは嬉しかった。この場を借りてお礼申し上げます。
 歩き出して4キロ地点で、伝道車が本隊を待っているとき、滋賀県の坂上正司宗務所長が激励に来て下さいました。わざわざ車を飛ばして愛犬とともに私たちを探して下さったのです。しばらくして本隊も到着したので、全員揃ってお礼を申し上げました。ありがたいことです。
 それ以降は出会う人も昨日以上に少なく、ひたすら歩き続ける一日でした。終了時間は午後6時。よく歩きました。
 さて今日は初日から参加した3人がお寺の都合で帰る日です。辻本会員、国本会員、そして会員以外では唯一初日から参加して下さった京都市十乗院の住職藤井寛清上人の3人です。国本会員は1日おいて直ぐまた合流してくれます。辻本会員と藤井上人がメッセージを書き残して帰られましたので、長くなりますが、それを紹介して今日の日誌を終えたいと思います。

 まず辻本会員から。

「青年会に入会して半年ほどですが、この行脚参加に対する考え、愚かでした。初日の横川定光院での出発式での皆様の挨拶、鈴木上人の涙を見て、この行脚に対する今までの取り組みの苦労、途中から入った私でもそれがわかりました。そしてこの行脚に対する京都管区の各寺院各聖、我々の家族、檀家信徒の支援、水、食べ物、乗り物のありがたみを改めて感じることができました。たった3日間という短い間でしたが、参加できてよかったと思っています。と同時に、まだもっとこのメンバーで歩いていたい!という気持ちになりました。今日お寺に帰って、もう一度予定を無理にでも変更させてでも参加しようと思います。あと感じたこととして、国道の車の多さ、砂塵の多さ、歩道の狭さ、自分自身鼻炎なので花粉の多さが特につらかった点。また体力面では運動不足の割には歩くことができたことは、少しだけ嬉しかったと思います。でも一番嬉しかったことは、やはり初日から参加でき、みんなと一緒にだんだん辛さが増えていくのを共有できたことでした。」
 辻本会員は33歳で青年会に途中入会されました。何でも途中から新たな環境に身を投じることは人間関係が大変なものですが、よく参加してくれたと思います。のみならず予定を組み直して、最終2日間には再び参加しようとしている彼を讚えたいと思います。

 また藤井上人からは私たちにとって全く勿体ないお言葉をいただきました。

「合掌 髪はありませんが後ろ髪を引かれる思いで今日帰ります。3日間行脚に同行させて頂き嬉しく思っております。750報恩行としてこんな企画を児玉前事務長と考え、750実行委員会に提出しましたが、一笑のもと否決されました。残念至極でありました。5日定光院で、同行致したい気持ちは充分ですが、病のため同行できぬ彼(児玉上人)の涙に胸の熱くなる想いを致しました。彼の想い、「勉学の祖師像のお写真を清澄に奉安して下さい」。彼の想いを背に、私も24日間同行致したいのですが、夢が叶わぬ事残念です。27,28日は、清澄寺に伝道隊としております。皆々様の到着をお山で待ちたいと思っております。唱題行脚は、日蓮宗の修行の中で一番尊いものだと思っております。お題目を唱え、お太鼓を打ち、大地を踏みしめて歩く姿は本化の菩薩そのものの姿であります。
 地涌の菩薩であらずんば唱え難きお題目を唱え一切有情いや、一切衆生の悉皆成仏を祈り、救われぬ又、成仏出来ぬ一切諸霊位に回向し、順縁の人達には法鼓を、逆縁の人達には毒鼓の縁を結び、経路を黙々と歩き、下種結縁する修行は正に自行化他に渡る本化の菩薩行であります。
 私は、この姿が法華経に説かれた地涌の菩薩の姿だと思っております。お題目を唱えお太鼓を打ち、大地を歩く姿をしめすことが法華経の具現であり、地涌の菩薩出現の姿そのものであると思っております。
 藤井日達上人がお太鼓1つで世界を布教された姿はそれを如実に物語っております。お題目・お太鼓・行脚・この3つの外には何も要りません。
 児玉前事務長と2人でも歩こうと思っておりました企画を貴方達が現実のものとして実行して下さいました。頭の下がる思いが致します。児玉氏の涙も尊く有難いものであります。この企画が本当に本宗僧侶として如何に大切なものかと云うことは京一日青会十数名のの会員が25日間600キロを走(歩)破するとてつもない報恩行脚に賛同して呉れたことが如実に物語っております。京一日青会の熱き思いに涙しております万感の思いで君たちを見送ります。
 一番尊いお題目を唱え、本化の菩薩行を精進しておられるのですから、釈尊、日蓮聖人、宗門歴代上人、諸天善神が必ずお守り下さいます。この600キロに及ぶ750報恩唱題行脚が成就することを確信しております。
 お題目を唱え、法華経を唱え、足の痛みや、マメのつぶれを指や掌でさすって下さい。痛みもとれ、疲労も快復して来ます。法華経の為、修行をしているのです、必ず御守護があります。そう信じ切る事が信仰であり、この唱題行脚で学ぶ第一義であると思います。初日、夜、もう帰ろうかと思う程、足腰の痛みで苦しみました。サロンパスやクリームを使用しましたが、ひたすら患部に手を当てお題目を唱えてこうつぶやいていました。「法華経の御為に歩いているのです、菩薩行、精進の為歩いているのです。この修行成就の為に速やかに快復を・・・」と。昨晩も夜中そんな想いをしておりました。足も痛く、マメも痛いのですが、不思議と今日はどうにか歩けました。今日は不思議と調子よく「このペースで清澄まで歩けるかな?」と想う位になりました。お題目の力はありがたいと今更乍ら思っております。
 法の為、この身体を駆使しているのです。お護りがない筈はありません。
 貴方達は本化地涌の菩薩様方であります。清澄でお逢い致しましょう。
 南無妙法蓮華経

 平成十三年四月七日
 藤井寛清
 本化地涌の菩薩様方へ
 
合掌礼拝

 夕食時にみんなで読んで声を上げて泣きました。藤井上人、ありがとうございます。

         
ホテルミクモさんに感謝
 
藤井寛清上人
 
滋賀の所長様が激励に
         
   
鈴鹿越えに突入!
 
足もボロボロ
 
本日の行程終了!

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